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Lion ServerでオリジナルメールアドレスをiPhoneにプッシュ通知するぞ その3 Scientific Linux 6 プライマリDNSサーバとメールサーバの設定変更

投稿者:yasu 更新日時:2012年7月4日 20時05分22秒
カテゴリApple, bind, iPhone/iPod touch/iPad, OS X, postfix, Scientific Linux, 自宅サーバー

前回に引き続いてLion ServerでオリジナルメールアドレスをiPhoneにプッシュ通知できるようになったのでメモを残しておきます。
今回はScientific Linux 6に構築してあるプライマリDNSサーバとメールサーバの設定変更を行います。

現状の構成やLion Server設定の前提の復習です。

まず今の状況。
・固定IPアドレスは一つ
・メールサーバはすでにScientific Linux 6+postfix+dovecotで構築済みでルータのNAT設定は25番ポート、465番ポート、993番ポート、995番ポートがScientific Linux 6機に対応づけている
・DNSサーバはすでにScientific Linux 6+bindで構築済みでルータのNAT設定は53番ポートがScientific Linux 6機に対応づけている

Lion Serverの設定を行うにあたり
・固定IPアドレスは増やさない(一つのまま)
・ドメインは追加する
・Scientific Linux 6の環境はそのまま残す(メインのメールサーバ・DNSサーバはScientific Linux 6機)
・ルータのNAT設定もそのまま残すので25番ポート、53番ポート、465番ポート、993番ポート、995番ポートはLion Server機に対応づけられない
・Lion Server機はインサイドネットワークに入れる
という前提で進めていきたいと思います。

まずはDNSサーバに今回取得したsasaki.jpn.comの名前解決ができるように設定を追加します。

内部向け正引きゾーンデータベースファイル作成

sasaki.jpn.com用の内部向け(ローカルネットワーク参照用)正引きゾーンデータベースファイルを作成します。
Scientific Linux 6にsshクライアントで接続して設定を行います。

#rootユーザにスイッチします
[sl6@sl6 ~]$ su -
パスワード: rootユーザのパスワード

[root@sl6 ~]# cd /var/named/chroot/var/named
[root@sl6 ~]# vi sasaki.jpn.com.local

$TTL    86400
@       IN      SOA     sasaki.jpn.com. root.sasaki.jpn.com.  (
                                      2012062001 ; Serial
                                      3600       ; Refresh
                                      900        ; Retry
                                      604800     ; Expire
                                      86400 )    ; Minimum
        IN      NS      ns.sasaki.jpn.com.
        IN      MX  10  mail.sasaki.jpn.com.
@       IN      A       xxx.xxx.xx.xx(Lion ServerのIPアドレス)
ns      IN      A       xxx.xxx.xx.xx(Lion ServerのIPアドレス)
mail    IN      CNAME   ns

保存してviエディタを終了します

外部向け正引きゾーンデータベースファイル作成

sasaki.jpn.com用の外部向け(インターネット参照用)正引きゾーンデータベースファイルを作成します。

[root@sl6 ~]# vi sasaki.jpn.com

$TTL    86400
@       IN      SOA     sasaki.jpn.com. root.sasaki.jpn.com.  (
                                      2012062001 ; Serial
                                      3600       ; Refresh
                                      900        ; Retry
                                      604800     ; Expire
                                      86400 )    ; Minimum
        IN      NS      ns.sasaki.jpn.com.
        IN      NS      2nd.dnsv.jp.
        IN      MX  10  mail.sasaki.jpn.com.
@       IN      A       183.177.138.7(固定IPアドレス)
ns      IN      A       183.177.138.7(固定IPアドレス)
mail    IN      CNAME   ns

保存してviエディタを終了します

内部向けZone設定ファイル作成

[root@sl6 ~]# vi sa-sa-ki.jp.local.zones

zone "sa-sa-ki.jp" {
    type master;
    file "sa-sa-ki.jp.local";
};
zone "sasaki.jpn.com" {
    type master;
    file "sasaki.jpn.com.local";
};
zone "x.xxx.xxx.in-addr.arpa" {
    type master;
    file "x.xxx.xxx.in-addr.arpa.db";
};
zone "xx.xxx.xxx.in-addr.arpa" {
    type master;
    file "xx.xxx.xxx.in-addr.arpa.db";
};

保存してviエディタを終了します

内部向けZone設定ファイル作成

[root@sl6 ~]# vi sa-sa-ki.jp.zones

zone "sa-sa-ki.jp" {
    type master;
    file "sa-sa-ki.jp";
    allow-transfer { 210.172.129.81; };
    allow-query { any; };
};
zone "sasaki.jpn.com" {
    type master;
    file "sasaki.jpn.com";
    allow-transfer { 210.172.129.81; };
    allow-query { any; };
};
zone "SUB7.138.177.183.in-addr.arpa" {
    type master;
    file "138.177.183.in-addr.arpa.db";
    allow-query { any; };
};

保存してviエディタを終了します

bind再起動

[root@sl6 named]# /etc/rc.d/init.d/named restart
named を停止中: . [ OK ]
named を起動中: [ OK ]

sasaki.jpn.comドメイン宛メールの転送設定

続いてSMTPサーバの設定を変更します。

本来、sa-sa-ki.jp宛のメールはScientific Linux 6で、sasaki.jpn.com宛のメールはLion Serverで受信したいところなのですが、固定IPアドレスが一つしかないyasuの環境の場合、外部からメールが来るとどちらのメールもまず既存のScientific Linux 6で構築したpostfixで受信することになります。
これは外部からメールがきた場合、ルータからするとNATの設定でSMTPサービスの25番ポートがScientific Linux 6に関連づけられているからだと思います。
そこで全てのメールはScientific Linux 6側のpostfixで受け、ドメイン名がsasaki.jpn.comの場合だけLion Serverのpostfixに転送するという方法を採ります。

sasaki.jpn.comドメイン宛メール転送設定

transportファイルに転送設定をしてdbファイルを作成します。

[root@sl6 named]# cd /etc/postfix
[root@sl6 postfix]# vi transport
sasaki.jpn.com smtp:xxx.xxx.xx.xx(Lion ServerのIPアドレス)

保存してviエディタを終了します

[root@sl6 postfix]# postmap transport
[root@sl6 postfix]# ls -l transport*
-rw-r--r-- 1 root root 12534 6月 21 08:50 2012 transport
-rw-r--r-- 1 root root 12534 6月 21 08:51 2012 transport.db
#transport.dbファイルが作成されていることを確認

sasaki.jpn.comドメイン宛メール転送設定反映

postfixの設定ファイルにメール転送設定にsasaki.jpn.comドメイン宛のメール受信許可と、前の手順で作成したメール転送用dbファイルを指定します。

[root@sl6 postfix]# vi main.cf
relay_domains = $mydestination, sasaki.jpn.com
transport_maps = hash:/etc/postfix/transport

保存してviエディタを終了します

#postfixサービスを再起動して設定を反映させます
[root@sl6 postfix]# /etc/rc.d/init.d/postfix restart
postfix を停止中: [ OK ]
postfix を起動中: [ OK ]

これでsasaki.jpn.comドメインの名前解決は作成したゾーンファイルに従って行われるようになりますし、sasaki.jpn.comのメールはLion Serverに転送されるようになりました。
次回はLion Serverのメールサーバの設定を行います。


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